【耐震等級その①】等級1、等級2、等級3の違いと計算方法ついて考える
こんにちは。 大阪府在住30代のTerry夫婦です。
今回は住宅の耐震等級についてTerryなりに調べてみましのたで、記事にまとめます。
耐震等級の比較と、計算方法による違い
耐震等級とは?
耐震等級とは建物がどの程度地震に耐えることができるかを示す指標です。
耐震等級には等級1,2,3と3つのレベルがあります。
建築基準法の耐震基準を満たせば『等級1』、その1.25倍なら『等級2』、1.5倍なら『等級3』となります。
出典:一般財団法人 くまもと型住宅生産者連合会「耐震等級3のすすめ」
Terryが読んだ本
Terryがこれから説明する内容は、以下の佐藤実さんという方が書いた本とYoutube動画から勉強した内容です。
内容に間違いがあると、ご迷惑をおかけしますので、詳しくは皆さんもこちらの本をみていただくか、Youtube動画をみてくださいね。
計算方法による違い
耐震等級はややこしくて、計算方法は以下の3通りがあります。
①仕様規定→壁量計算などの簡易的な計算
②住宅性能表示の計算→少し複雑な計算
③構造計算→パソコンが必要な複雑な計算
ザックリ書くと上の通りで、①より②、②より③の方が計算方法が複雑で様々な条件も加味した計算結果となる様です。
①の壁量計算では耐震等級1しか計算することはできません。
②と③では耐震等級1から3までを計算できます。
ここでややこしいところは、普通は計算方法が違くても、同じ指標で比較することができる様に思いますが、この住宅の耐震等級については、同じ耐震等級でも計算方法によって耐震性に違いがある様です。
つまり、同じ耐震等級3でも③の構造計算の方が、②の住宅性能表示の計算結果よりも耐震性が高いとのことです。
ただ、住宅性能表示計算の耐震等級3が悪いわけではないです。この計算でも十分耐震等級3の耐震性は確保されていますが、構造計算の耐震等級3の方がさらに上を行っているというイメージのようです。
詳しくはこちらのYoutube動画をご覧ください。
こちらのYoutubeでも説明されていますが、家を建てる時はハウスメーカの方にどの計算方法で計算された耐震等級か確認したほうがいいようです。
木造2階建てには特別なルールがある
木造2階建て住宅の場合は、①の仕様規定は必ず検討する必要があります。
ただし、これにもさらに「四号建築物確認の特例」があり、確認申請の時に仕様規定の計算書などを提出しなくてもよいとなっているようです。
ちなみに木造でも3回建てになると構造計算が義務付けられているので、基本的には構造計算がされます
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、耐震等級について簡単にまとめてみました。
- 耐震等級は等級1、等級2、等級3がある
- 簡易計算の仕様規定では耐震等級1までしか計算できない
- 同じ耐震等級3でも構造計算と住宅性能表示計算では強さが異なる
こちらがYoutube動画も紹介した佐藤実さん著の構造に関する本です。
後半部分は難しいですが、前半部分に計算方法による違いなどがわかりやすく記載されています。
Terryもこの本を読んで、すぐにハウスメーカの方に耐震性能の計算方法を確認しました!!
最後までお読み頂き、ありがとうございました。